知って得する!話題のトレンドワード(第17回)ポイント解説!スッキリわかる「報連相」。通説との違いにびっくり!
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ポイント解説!スッキリわかる「報連相」 | Biz Clip(ビズクリップ)-読む・知る・活かす (ntt-west.co.jp)
※とりあえずな「タメグチ解説」「タメグチ裏話」でございます。ご笑覧くださいませ。
※引用は記事からのものになりますが、一部なので、1回は本記事を通して読むことをお勧めします。よろしくです。
ここで開設している「報連相」とは報告・連絡・相談の略で、新社会人などが社会の常識として身に着けべきこと、のような感じが定説ですが、調べていくと、どうも違うらしくて、結局「経営学」というジャンルだという話です。
「報連相」とは、「報告」「連絡」「相談」を、野菜の「ほうれん草」に掛けたビジネス用語。起源は諸説あり、一般には1982年、山種証券社長の山崎富治氏が発案し、社内で「ほうれんそう運動」を行ったのがきっかけとされます。その後、1986年にベストセラーとなった同氏の書籍「ほうれんそうが会社を強くする: 報告・連絡・相談の経営学」で広まったと言われています。この「報告」とは、部下が業務の進捗状況などを上司に報告すること、「連絡」とは、関係者に業務変更や予定などの必要な情報を知らせること、「相談」とは、自分だけでは判断が困難な場合に上司などに意見を聞くこと、を指します。
ところが…
厚生労働省の「風通しの良い会社をつくるほうれんそう(報・連・相)」によれば、先に触れた著書『ほうれんそうが会社をつくる』を挙げ、「著書では、管理職がイヤな情報などを遠ざけず、問題点を積極的に改善していくことで、末端社員の意見や提案が伝わる『風通しの良い会社』をつくる手段として勧めている」とし、どちらかといえば、「管理職向け」の提言であったことを示しています。この点を踏まえ、上司の側は部下の様子に気を配り、気兼ねせずに発言できる円滑な関係を築く必要がありそうです。
先述の書籍「ほうれんそうが会社を強くする」では、社員の報告・連絡・相談が大事なのではなく、管理職がきちんと部下の話を聞く、末端社員の意見や提案も伝わる「風通しの良い会社」を作ることが大事、ということらしい。
そういうことで、元の書籍を読んでみたいと思ったんですが、今(執筆時)は絶版で、読めないらしくて諦めたしだい。ただ、図書館とかにはあるかもしれない(図書館あんま行かないからわかんないけど)。あと、古本屋さんのデータベースにはあるかもしれない。読んでみたら、また追記します。
<追記>…って思って調べたら、復刊してるみたい。買って読んでみようっと。
Amazon.co.jp: ほうれんそうが会社を強くする : 山崎富治: 本
「おひたし」「ちんげんさい」などの関連ワード…
記事には、「ほうれんそう」の内容に加えて「おひたし」「ちんげんさい」という関連ワードも解説してます。関連ワードはほかにもあるみたいだけど(確か「こまつな」とか)、「風通しの良い会社」にはこの2つが大事、と思って入れてあります。面白いですよね!
「ほうれんそう」が、実は上司やトップ向けの言葉だった、なんてね!
現代的な「ほうれんそう」である「かくれんぼう」、これイイね!
で、最後に現代的な「ほうれんそう」として「かくれんぼう」(確認・連絡・報告)が挙げてあります。「ほうれんそう」は上下関係必至な、終身雇用的な考え方でできていて(もちろん一般的な意味での「ほうれんそう」ですが)、ちょいレトロな感じがするのですが、「ほうれんそう」は、皆が高め合っていく現代的なスローガンで、なかなかいいと思っています。
報連相は、部下が上司の指示で行動し堅実に業務を進めるイメージで、一方の確連報は、部下が自己の裁量に基づいて判断しポイントごとに確認・連絡を行いながら業務遂行を行うイメージです。いずれの場合でも、上司は「おひたし」を心がけ、部下が「ちんげんさい」に陥らぬよう、常に気遣うことが重要です。
報連相と確連報については、自社の環境やシステムにより、使い分けが必要でしょう。なお、企業によっては入社したての社員には「報連相」、ある程度業務に慣れてきて、自ら考え、判断できる社員には「確連報」、といったケースもあるようです。
ただしやはり「ほうれんそう」が大事という組織やシチュエーションもあるので、使い分けをしていくのもいいかな、という思いで書いています。
報連相も確連報も、話しやすい雰囲気や、相手の話を理解し真摯に受け止め、冷静に適切な対応を行う姿勢、末端社員の意見や提案も伝わるなど、「風通しのいい」会社づくりが大切です。コミュニケーションが滞る状況では、報連相や確連報をいくら提唱しても「強い会社」づくりにはつながりません。
ただし結局、こういうこと↑ですね。「話を聞かない人」というのが多くいますが、すべてを超えて、偏見なしに話をきく姿勢が大事なのかもしれないです。
前に書いた。この記事とかも、ですよね。
知って得する!話題のトレンドワード(第13回)ポイント解説!スッキリわかる「ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)
結局、会社だけでなく家族も友人も仲間も、こうした「なんでも隔てなく受け入れる」「理解する」「検討する」姿勢が必要なのかな、と思います。。。
今回も、そんな感じで。またね。全部の記事の解説(裏話?!)を書いてるわけではないので、ぼちぼち書きます。
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