書きました!IT時事ネタキーワード「これが気になる!」(第141回)「警察庁にサイバー専門の“特捜部”。サイバー特捜隊を“部”に昇格して捜査体制を強化」
警察庁にサイバー専門の「特捜部」。サイバー特捜隊を「部」に昇格して捜査体制を強化 | Biz Clip(ビズクリップ)-読む・知る・活かす (ntt-west.co.jp)
↑本記事はこれです。興味のある方は読んでみてね。
いやいや「特捜」とか聞くと、ドキドキする筆者。だってねぇ、「特捜最前線」の再放送とかで育ったんだもん。あと、「特捜」とか言わなくても、それらしき「特別部門」を描いたドラマとか映画とか、いろいろあるもの。でもこれはリアル、現実よ、奥さん!すごいことよね。
で、いろいろ調べていくと、その活躍やら、上層部の期待やら、いろいろ見えてきて、なかなか興味深い。世界的なサイバー犯罪に立ち向かってるんだもん。すごいよね。
サイバー特捜隊の働きって…
サイバー特別捜査隊と各都道府県警察が各国の捜査機関と連携して捜査を行った。また、サイバー特別捜査隊はロックビットにより暗号化された被害データを復号するツールを2023年12月に開発し提供。ユーロポールは、世界中の被害企業等の被害回復を可能とするため日本警察が開発した復号ツールの情報を発信し、世界中に活用を促している。
警察庁にサイバー専門の「特捜部」。サイバー特捜隊を「部」に昇格して捜査体制を強化 | Biz Clip(ビズクリップ)-読む・知る・活かす (ntt-west.co.jp)
ロックビットは2019年末に登場し、急速に成長、データ暗号化や情報暴露など複数の脅迫を組み合わせる多重脅迫の手口で、2022年には世界中で最も脅威なランサムウエアといわれた。サイバー攻撃により港のコンテナの搬出入が3日間停止、病院が2カ月以上診療停止、などはロックビットによるものであった。
ユーロポールの活躍については、前にも書いてきたけど、今回は日本のサイバー特捜隊も各国の捜査機関と一緒にロックビットをロックダウンしたんだ、と思うとすごく感慨深い。
で、それで昇格したのかな、と思ったけど、事前に予算など取られているので、このことが直接、昇格のきっかけになったわけではないらしい。たぶんね!
大企業や公的機関はもちろん、中小企業や町病院なども、国際的に狙われる、という事実をよく受け止めよう!
で、いろいろで気が付いたのは、大小構わず、国も言語もかまわず、国際的な組織が狙ってくる、という昨今の事情があるので、とにかくみんな気を付けて欲しい、対策を行って欲しい、という。
サイバー空間における課題は、1つの国では解決できない、ということが今回の一連で納得していただけると思う。「サイバー犯罪=国際的な組織犯罪」と思ってよい。「うちのような中小企業が(世界的に)狙われるはずはない」などと思うのは大きな間違いだ。実際に、ロックビットで大きな被害を受けたのは「町病院」だった。
そんなわけで、企業さん、団体さんは気を付けよう(もしかしたら「お店」とかも)。特捜隊の活躍はうれしいけど、日々の対策が大事、というわけで。
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