記事書きました! NTT西日本「Biz Clip」IT時事ネタキーワード「これが気になる!」(第154回) 「“世界デジタル政府ランキング”、1位は2017年以来のシンガポール、日本は11位に」

青木恵美のお仕事 .執筆記事

記事書きました! NTT西日本「Biz Clip」IT時事ネタキーワード「これが気になる!」(第154回) 「“世界デジタル政府ランキング”、1位は2017年以来のシンガポール、日本は11位に」

NTT西日本「Biz Clip」IT時事ネタキーワード「これが気になる!」(第154回) 「“世界デジタル政府ランキング”、1位は2017年以来のシンガポール、日本は11位に」
↑本記事はこれです。

Gemini Advanced(2.0 Flash)さんに要約してもらったら、こんな感じ。

これは、日本のデジタル政府ランキングに関する記事です。
2024年版の世界デジタル政府ランキングで、シンガポールが1位、日本は11位という結果でした。 日本は、マイナンバーカード関連のトラブルや生成AIの活用遅れなどが原因で、2023年に続きトップ10入りを逃しました。
この記事では、日本のデジタル化における課題として、デジタル庁の権限不足、自治体間のデジタル格差、マイナンバーカードの安定稼働とユーザビリティ、サイバーセキュリティ対策などを挙げています。
また、日本への提言として、AI技術の進化を踏まえたスピーディーな行財政改革と市民中心の行政サービスの実装を促しています。
最後に、今後のデジタル化の潮流として、高齢社会への対応、ワンストップサービスの普及、GtoB及びG2G電子化システムの導入、電子政府による行政の透明化・効率化・生産性向上などを挙げています。

記事の概要と裏話

ここでは概要と裏話を。まずは本記事を読んだうえで、見てくらはい!

昨年12月はじめ、「世界デジタル政府ランキング、1位は2017年以来のシンガポール、日本は11位」という報道が話題を集めた。2位は英国、3年連続1位のデンマークは3位に下落し、日本は前回と同様の11位だったという。

「世界デジタル政府ランキング」ってあんま聞かないけど、早稲田大学総合研究機構 電子政府・自治体研究所が行っているもので、2005年に始まり、今年で19回目。「世界デジタル政府ランキング2024年版公開」に概要がある。

発表のポイント、によれば、こんな感じ。

1.シンガポールが2017年以来の1位に。昨年まで3年連続で1位だったデンマークは3位で、サウジアラビアとタイがデジタル先進国トップ20の仲間入り
2.日本は昨年に引き続きトップ10に及ばず11位。市民中心の行政サービス、標準化、高齢化対策などSDGs(持続可能な開発目標)の遅れが目立つ
3.ランキング上位国はより効率化や生産性の向上、国民のデジタル格差対応に資する行政サービスを重視する特徴がある

日本って11位なんだって。おおよそ3~4位ぐらいか、悪くても5~6位ぐらいかと思うと、だいぶ低めかなぁ。。。みたいな。

そうそう、シンガポールって、F1も市街地コースでやったりして、何か起きた時の観客避難のシステムとかもすごいって前書いたけど、順調にIT技術が発展していってるんだなぁ。。。
デジタルツインって何? | Biz Clip(ビズクリップ)-読む・知る・活かす

いっぽう日本は、

この一方、日本は2023年に初めてトップ10から外れた。要因として、思いつくのはトラブル続きのマイナンバーカード関連や業務における生成AIの活用の遅れなどである。2023年の「発表のポイント」には、「日本は国民視点のデジタル化、ならびに行財政改革推進に十分な進捗がみられず、調査開始18年目にして初めてトップ10圏外に。また、日本は2年前に発足のデジタル庁はコロナ、健保のデジタル化などで対応トラブルが見られ、成果が不十分」とある。

なんだよなぁ。。。。まあしょうがないか。(信用いかないからって?)マイナカードを返納している人だっているみたいだし。

「世界デジタル政府ランキング」とは?

 「世界デジタル政府ランキング」は、早稲田大学総合研究機構 電子政府・自治体研究所が行っており、デジタル先進国66カ国・地域を対象に、国民の生活に不可欠なデジタル政府の進捗度を主要10指標で多角的に評価し、デジタル社会推進へ貢献するもの、という。研究所は国連、世界銀行、アジア太平洋経済協力(APEC)、経済協力開発機構(OECD)、EU、国連大学をはじめ世界の官民関係機関と協力している。

主要10指標で多角的に評価される。根拠の確かなもので、国際的にも信用のできるものらしい。初めて知ったけど、そんな評価が(日本の大学で)行われているなんて、なかなか誇らしいな、というところ。とはいえ、評価が行われている日本自体のランキング、低すぎだよね。。。

ところで 今回の調査結果は、日本語の報告書「第19回世界デジタル政府ランキング2024年」(リンク後出)を参照するとよいが、英語版は300ページに及ぶ膨大なもの、デジタル政府を分析する際に作成した上位25カ国の国別評価レポートや各国の諸課題を多面的に分析するものとなっていて、なかなかすごい。

これらの報告書は早稲田大学の電子政府自治体研究所の「世界デジタル政府ランキング」からダウンロードできる。

日本の順位移り変わりと課題点

「19年間(2005-2024)のランキング推移」を見ると、日本は7位→4位→4位→5位→5位→6位→6位→8位→6位→5位→6位→5位→4位→7位→7位→9位→10位→11位→11位という経過をたどっている。

やっぱ前は高かったんじゃん、みたいな。なんか、落ちる一方な感じだし、このところは先進国としてサンタンたる状態なような。。。特にこの4~5年間の日本が、ついて行けていない様子、なかなか恥ずかしい。。。

報告書↓には「3.日本の課題と提案」として、「日本の課題と構造的弱点」「日本への提言」が書かれている。興味のある人は、下記の報告書にい目を通すとよい。
第19回世界デジタル政府ランキング2024年

前記、めちゃすごな英語版はここ。
2024_Digital_Government_Ranking_Report.pdf

「日本の課題と構造的弱点」「日本への提言」は、本記事にも引用されているので、興味のある人は熟読してくらはい。

今後どうしていこうか、日本。

筆者の見解。

このランキングにおいて、このところで広がった日本と他国との格差は、トップ10にまだ戻れそうな現段階でこそ対策しておくべきと思う。生成AIの普及により、そのビジネス活用が盛んな現在、効率性や生産性だけに注目せず、信頼性や透明性、盤石な安全性の確保といった、デジタル政府のガバナンスの根本を、改めて見直す転換点なのではないだろうか。

上に引用した「日本の課題と構造的弱点」は、誰が見ても気が付くこと、だと思う。「誰一人取り残されない、人に優しいデジタル化」を掲げる日本政府、しっかりしてくれ、と思う。

私たちのするべきは、このランキングや報告書に加え、「情報通信白書」などで総合的な情報を参照、世界の流れを広い視野で見据え、来年再来年には日本がトップ10に返り咲くよう、「日本」を後押しし、動向を見守っていくしかない。

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