書きました!Biz Clip IT時事ネタキーワード「これが気になる!」(第143回) 「2023年のキャッシュレス決済比率は39.3%に。今後の動向は?」
2023年のキャッシュレス決済比率は39.3%に。今後の動向は? | Biz Clip(ビズクリップ)-読む・知る・活かす (ntt-west.co.jp)
↑本記事はこれです。
ここでは概要と裏話を。
日本のキャッシュレス決済比率が、2025年までの目標にあと0.7%と迫る、という事実。なかなかのモンじゃん、とか、思ったんだけど。。。
3月29日、経済産業省は「2023年のキャッシュレス決済比率を算出しました」にて、「キャッシュレス決済比率は39.3%、2025年の目標年に向け堅調に拡大」と発表した。これによると、経済産業省はキャッシュレス決済比率を2025年までに4割程度にする政府目標の達成に向けて、関係省庁と連携しつつキャッシュレス決済の推進に取り組んでおり、キャッシュレス決済比率を定期的に算出・公表してきたという。最新のデータである2023年のキャッシュレス決済比率は「39.3%」、2025年の4割達成に向けてあと0.7%程度まで「堅調に上昇」しているとしている。
でも、けっこう自分のまわりは「PayPayとかいいって聞くけど、なかなか」「トラブルや犯罪がこわい、やっぱ現金が確かかな、と思って」「カードすら使わないのに、スマホ決済はね」などという人が多い。近所のコンビニとかではスマホ決済は3~4人に1件、ぐらいかな。。。
キャッシュレスの利点…
「キャッシュレス推進の社会的意義」として、「キャッシュレス化を実現することで、“既存の課題解決”ד新たな未来を創造”する行動変容を喚起することができる」としている。この2ジャンルでのキャッシュレス推進のメリット(意義)として、2ジャンル8項目を挙げている。まずは1つめの「既存の課題解決」ジャンルの5項目を見てみよう。以下のとおりだ。
2つめの「新たな未来を創造」ジャンルは3項目。こちらも以下のとおりとなっている。
キャッシュレス社会実現の最大のメリットは「消費行動の利便性」という。内容として、財布を持ち歩く手間や現金を銀行やATMで引き出す手間、現金を数える手間の省力化。スピーディな支払いの実現、レジで現金が足りなくなるストレスなどが回避できる。家計管理においても家計簿への転記の削減、消費動向の可視化や分析の効率化などが実現。そんな感じで「消費者の生活がより便利になる」という。
筆者、日々の決済をほぼスマホ決済(PayPay)とクレジットカード(主にPayPayカード)で済ませている。最近、スマホ決済非対応の店舗(近所のスーパー)での支払いを現金からクレジットカードにシフトしたため、90%以上の支払いがキャッシュレスとなっている。
筆者はキャッシュレスの導入で、しょっちゅう頻繁に行っていた現金を銀行やATMで引き出す手間が激減、月初めにおろした数万円で、現金は1か月間ほぼ事足りる。請求書の支払いもスマホでコードを読み取り決済するため、郵便局などに出向いて支払う機会も激減。
そう、現金での支払いは、近所の集金(町内会費とかそういうやつ)と、かかりつけ医、ぐらいしかなくなってしまっている。だから数万円の現金持ってれば、1か月(うまくいけば2~3か月)そのまま、なんだもん。楽だよね。
つまり筆者は「消費行動の利便性」の恩恵を大いに受けている、ということになるかな。
とはいえ、世界的にみれば日本はまだまだ。「消費行動の利便性」に加え、インバウンド対応などにも、キャッシュレス化の推進を!
まだまだ世界的には低位な日本。今後は「世界最高水準の80%を目指す」方向という。経済の発展にも、がんばりたいところ。
キャッシュレス推進協議会「「キャッシュレス・ロードマップ2023」を公表しました」にある最新の「キャッシュレス・ロードマップ 2023」には、「キャッシュレス決済比率は40%に近づきつつも、国際的にはまだ低位」とあり、「国際的な比較において、国際的なキャッシュレスの進展もあり、我が国はいまだ低位にある状況です。キャッシュレス決済比率40%を到達後も、継続したキャッシュレス推進が必要と考えております」とある。今後は「世界最高水準の80%を目指す」方向で、気を緩めてはならないところだ。
環境にもいいらしい…ポイントなどいろいろおトクだし、キャッシュレス(特にスマホ決済)導入がおすすめだよ~~~
「環境にもいい」という事実は、新鮮だった!
「キャッシュレス・ロードマップ 2023」では、千円あたりの支払いにおいて、キャッシュレスのCO2排出量は「0.34g」と、現金での「1.06g」の3分の1の数字となり、「これにより、キャッシュレスをご利用いただくことが、より環境に優しい行動であることが確認できました」と述べられている。今後の環境や未来のためにも、キャッシュレスを推し進めるのがいい方向だ。
キャッシュレス決済は、かなりな省力化になるうえ、現金を扱うリスクも避けられておすすめだ。さらに、スマホ決済ではポイント還元やクーポンなども盛んでオトクだ。ただ、まわりでは「スマホ決済、やってみたいけど、なかなか」「クレジットカードやプリペイドが精いっぱい」という人も多い。悩む人は経済産業省「キャッシュレス決済の“いろは”」を読んでみよう。さまざまな悩みが解決する。
お店や会社なども、自動精算機、セルフレジなどでキャッシュレス+さらなる省力化がおすすめ。
消費者や店舗などの対応状況や意識の変化については「キャッシュレス将来像の検討会 とりまとめ(概要版)」「キャッシュレス・ロードマップ 2023」が詳しいので読んでみるとよい。「消費者の生活がより便利になる」のはもちろん、店舗や企業側も、大きなコスト削減や省力化が可能となるため、今後も気を緩めず推進したい。
↑「キャッシュレス将来像の検討会 とりまとめ(概要版)」「キャッシュレス・ロードマップ 2023」へのリンクは本文にある。なかなか面白いので読んでみるといいかも。
そんな感じで、新しいお札も出てくるけど、店側も消費者側も、キャッシュレス化でずいぶんラクになる+おトクでいい感じ。
筆者のこれまでのPayPayによるおトクはたぶん、百万円近くになるのでは、と思う(大きな買い物などもヤフーショッピングとか使ってるけど、うまくいくと1割2割返ってきてるので、今までの累計取ったらもっと金額大きくなるかも)。
そうそう、おトクなキャッシュレス、使わなきゃおトクにならない。早めの導入が、おすすめだよん。
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